【2024年最新版】おすすめ動画生成AIまとめ

Difyで「動画作成」は可能?台本と動画生成方法を解説

当ページは広告が含まれている場合があります

DifyはAIアプリを簡単に作れるノーコード開発ツールで、チャットボットといったAIアプリを作れます。

台本作成や動画生成をAIアプリで自動化できるため、動画コンテンツ作成の効率を上げることが可能です。

「DifyのAIアプリが動画作成に活用できないか」
「台本を作成したいけど、使い方がわからない」

こういった悩みを解決するために、本記事では「Difyの動画活用事例」「台本と動画生成方法」などをお伝えしていきます。

アイデアを形にするスピードを上げたい、他の作業に集中したい方は是非、ご覧ください!

目次

動画作成時に活用できる「Dify」とは?

Difyは、プログラミング知識なしで生成AIアプリを作成できるノーコードサービスです。

ぼー

2023年5月に、アメリカのLangGenius, Inc.によってリリースされました。

Difyの特徴
  • ノーコードなので初心者でもAIアプリを作成可能
  • 直感的に操作が可能で、分かりやすい
  • オープンソースで使える
  • OpenAIやAnthropicなど多様なLLMに対応
  • 外部ツールやAPIの連携が可能

チャットボットや文字起こしツール作成に使われますが、動画コンテンツ作成にも活用できます。

Difyの特徴を活かせば、AIやAPIと連携して台本作成や動画生成が可能です。

Difyで何ができる?動画制作における活用事例

Difyを活用すれば、動画コンテンツの作業効率を上げるAIアプリを開発できます。

ぼー

AIとさまざまなAPIを組み合わせることで、面倒な作業の自動化が可能でです。

ここからは、動画制作で必要な作業をDifyで効率化した事例を伝えていきます。

1.台本・構成案の作成

クオリティの高い動画を作る上で、大切になるのが台本です。

ぼー

動画のコンセプトや構成を考え、台本をいちから考えていくのは大変ですよね。

Difyを活用すれば、「台本構成」「テンプレートに沿った台本」などの生成をするAIアプリが作成できます。

例えば、「商品レビュー」「Vlog」「解説動画」といったキーワードを入れるだけで、最適な構成をAIが自動で提案してくれます。

ぼー

台本テンプレートを用意すれば、テンプレートに合わせた台本構成にすることも可能です。

2.動画の生成

Difyは、RunwayやLumaといったAI動画生成ツールとの連携が可能です。

AI動画生成ツールを活用することで、テキストから動画を自動生成できます。

ぼー

台本の内容に合わせた動画生成はもちろん、動画の中で使う動きのあるショート動画の生成など、APIでAIアプリの可能性が広がります。

動画編集の知識がなくても、Difyと外部ツールを組み合わせることで、動画を簡単に生成できるのはメリットですね。

3.タイトルや概要欄の生成

Difyは、ChatGPTやGeminiなどの生成AIと連携することで、動画に合わせたタイトルや概要欄の生成ができるAIアプリが作成可能です。

ぼー

AIアプリに動画を読み込ませて、「タイトルを生成して」と指示を出せば自動でタイトルを生成できます。

また、「指定キーワードを入れてほしい」「10個出してください」「ハッシュタグをつけて」といったアレンジも可能です。

ぼー

台本と同じように概要欄のテンプレートを作っておけば、概要欄を書く手間がかなり省けますね。

Difyを使って動画制作してみた

では、実際にDifyで動画制作をするためのAIアプリを作っていきます。

ぼー

まずはDifyを導入していきましょう。今回はXserverでのDify構築方法をお伝えします。

すでにDifyを導入している方は、以下のリンクから台本作成の項目へ移動して下さい。

▷台本作成と動画生成方法のみ知りたい方はこちら

Difyの導入準備

STEP
XServer VPSの契約
ぼー

個人情報を入力し、電話番号認証をして、プラン選択まで進みます。

STEP
XServer VPSでDifyプランを申し込む
STEP
イメージタイプに出てきたDifyをクリック(背景が水色に)

Difyを選んでタブをOSに切り替えると、Difyを選んだことにならないので注意しましょう。

STEP
必要事項を入力し、支払いをする

ドメインの取得

ここからはエックスサーバーでのドメイン(○○.jpや○○.com)取得方法をお伝えしていきます。

ぼー

すでにドメインを持っている方は飛ばしてOKです。

エックスサーバードメイン取得サイトはコチラ>>

STEP
欲しいドメイン名(○○.jpの○○部分)を入力して、ドメインを選択
STEP
サーバーの申し込みを「利用しない」にして「取得手続きに進む」をクリック
STEP
ドメイン所有者情報を入力して「確認画面へ進む」をクリック

住所の英語表記がわからない方は「住所 英語」で検索してください。

英語の住所に変換できるサイトがいくつか出てきます。

STEP
支払い情報を入力してドメイン購入を完了

Difyを使うためのサーバー事前設定

STEP
「サービス管理」>「XServer VPS」>「VPS管理」をクリック
STEP
VPS情報のIPアドレスをコピーしておく(後で使う)
STEP
パケットフィルタをOFFにする

STEP
DNS設定に入り、購入したドメインにDNSレコード設定を追加
STEP
内容にコピーしたIPアドレスを入力し「確認画面へ進む」をクリック
STEP
「VPS管理」>「コンソール」をクリック
STEP
下記のログイン画面でログイン情報を入力
ログイン情報
  • login:root
  • パスワード:VPSを契約した時のパスワード

筆者も長時間悩みましたが、パスワードを打ち込むと文字列が出ないですが、実際は入力できています。

見えないですが、入力してエンターキーを押しましょう。

STEP
セットアップをして準備完了
ぼー

コマンドは「bash setup.sh ○○.com ○○@○○」になります。ドメインの両端に半角スペースが必要なので注意です。

ニュースの受け取り確認がでたら、必要であればY、不要ならNを押してください。

その後、自動で進み、以下の画面が出ればセットアップは完了です。

ぼー

導入準備をより詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

あわせて読みたい
【圧倒的に安い】エックスサーバーVPSでDifyを導入しよう!料金・使い方・評判について 「Dify」は、ChatGPTのようなAIアプリを簡単に作れるノーコード開発ツールです。しかし、「導入が難しそう」「公式サービスの料金が高い」と感じている方も多いのではな...

Difyを使って台本を作成する方法

ここからは、Difyでテンプレートを使った台本作成をするAIアプリを構築していきます。

ぼー

構築画面を画像付きでお伝えしていきますので、参考にしてください。

今回連携するAIはGeminiですが、他のAIを使用する方は変更していただいても問題ありません。

STEP
Geminiを利用するためのAPIキーを取得

Google AI Studioにアクセスして「Google AI Studioにログイン」をクリックします。

STEP
「Get API Key」>「APIキーを作成」を押下
STEP
生成されたAPIキーのコピー
ぼー

コピーしたAPIキーはDifyで入力します。

STEP
メールアドレスとパスワードを設定してDifyにログイン

「https://<指定したドメイン>」をURL欄に打ち込み、Difyにアクセスしましょう。

STEP
DifyでAPIキーを設定

右上の「設定」>「モデルプロバイダ」に入り、「Gemini」をクリックします。

STEP
コピーしたAPIキーを適用し、保存
STEP
モデルプロバイダに戻り、Geminiがモデルにあることを確認
ぼー

これでGeminiとの連携はOKです。次はGeminiを連携して実際にアプリを作っていきましょう。

STEP
トップに戻り、「最初から作成」を押下
STEP
チャットフローを選び、適当な名前をつけて「作成する」を押下
ぼー

アプリの名称は好きなもので大丈夫です。

STEP
台本テンプレートを読み込ませる準備

次は、台本をが考える際に使うナレッジの作成です。

ナレッジに使うデータソースを選択しましょう。

ぼー

今回は、テキストファイルで作った台本を読み込ませるので、「テキストファイルからインポート」を選択します。テンプレートがない方はGeminiといった生成AIで作成するのがおすすめです。

今回用意したテンプレート

解説動画 台本テンプレート
(タイトルを記入)

  1. オープニング(冒頭挨拶)
    挨拶:「こんにちは、◯◯です!」
    動画の目的:「今回は◯◯について解説します。」
    視聴者に問いかけ:「◯◯について知っていますか?」
    本編の予告:「この動画では、◯◯の基本から応用まで詳しく解説します。」
  2. 本編
    ① 導入(テーマの説明)
    テーマの概要:「◯◯とは、簡単に言うと◯◯です。」
    重要性を説明:「これを知ることで◯◯ができるようになります。」
    ② 詳細解説(具体的な内容)
    ポイント1:「まず、◯◯について説明します。」
    ポイント2:「次に、◯◯の仕組みを見ていきましょう。」
    ポイント3:「最後に、◯◯の活用方法について解説します。」
    ③ 具体例・実演(視覚的説明)
    実際の例:「例えば、◯◯という場面で活用できます。」
    図やデモの説明:「こちらの図を見てください。◯◯の関係がよく分かります。」
  3. まとめ・エンディング
    内容の振り返り:「今回は◯◯について解説しました。」
    視聴者へのアクション:「ぜひ、◯◯を試してみてください!」
    締めの挨拶:「この動画が役に立ったら、高評価&チャンネル登録をお願いします!」
ぼー

テンプレートファイルを選択して、「次へ」を選びましょう。

STEP
内容を変更せず「保存して処理」を選択して読み込み完了
STEP
チャットフローに戻り、知識取得を選択
STEP
ナレッジの「+」選択し、先ほど読ませたドキュメントを選択
STEP
LLMを選び、項目を埋めていく
項目一覧

モデル → 連携した生成AIを選択
コンテキスト → 一番下の「result」(事前知識)を選択
システムプロンプト → 「/コンテキスト」を参考に「/開始」というタイトルで動画の台本を作成して
※コンテキストと開始は入力欄に「/」を入れると出てきます。

STEP
プレビューで台本が生成されるか確認し、「公開する」を押下
ぼー

上記は「ChatGPTの使い方」で台本生成しました!テンプレート通りに台本が生成されればOKです。

Difyを使って動画を生成する方法

今回、Difyでの動画生成にはGeminiとLumaAIを使います。

ぼー

生成AIはGeminiを使って説明しますが、ほかのAIでも大丈夫です。

まずはLumaAIのAPIを取っていきましょう。

STEP
LumaAIにアクセスし、アカウントを作成する

LumaAIの公式サイトはこちら>>

ぼー

「Start Building」を押下したら、API作成ページにリンクするので作成しましょう。作成するには課金する必要があります。

ぼー

「Add More Credits」からクレジットカードを追加して課金しましょう。5ドルから課金可能です。

STEP
APIキーの生成
ぼー

APIキーの名前をつけると、キーをコピーできるので、コピーしてください。

STEP
「最初から作成」を選び、チャットフローで作成
STEP
環境変数の設定
ぼー

「環境変数を追加」をクリックして、以下のように入力してください。

環境変数の追加項目

タイプ → String
名前 → Luma_API_KEY
値 → Bearer コピーしたAPIキー

STEP
HTTPリクエスト1の設定
HTTPリクエスト1の入力項目

API → POST、https://api.lumalabs.ai/dream-machine/v1/generations
authorization → /設定した環境変数名
content-type → application/json
accept → application/json
JSON → 生成したい動画のプロンプト(英語)
{
“prompt”: “○○”
}

STEP
回答を追加して、設定する
回答の設定

HTTPリクエスト body

STEP
プレビューで試して動画IDを取得
ぼー

右上のプレビューボタンを押して動かしてみましょう。下記のようなメッセージが出るので、ID部分をメモしておいてください。

STEP
開始からHTTPリクエスト2を追加して設定

ひとつめのリクエストとほぼ同じですが、API部分が違います。

APIの設定

API → GET、https://api.lumalabs.ai/dream-machine/v1/generations/d32f598a-20b8-459e-85ed-925fa3521082
※色がついている部分にIDを入れてください

STEP
回答2の追加
ぼー

HTTPリクエスト2に回答をつなげて、以下の設定をすればOKです。

回答の設定

HTTPリクエスト body

STEP
プレビューから動画を生成できるか確認して完了
ぼー

成功すればリンクが生成されますが、そのままクリックするとエラーが出ます。「https~mp4」までコピーしてください。

今回は水中を泳ぐおばあちゃんの動画を生成しました。

Difyで動画生成がうまくいかない時の対処法

Difyで動画生成を組み込む際に、難しいポイントや躓きやすいところをお伝えしていきます。

ぼー

特に初心者の方は参考にしてください!

1.生成する動画を変更する方法は?

動画を変更したい場合は、HTTPリクエストのボディ部分を変更しましょう。

該当部分

“prompt”: “an old lady laughing underwater, wearing a scuba diving suit”

“prompt”: “○○”
※○○部分に動画にしたいイメージを英語で記述することで動画変更が可能です。

ぼー

英語での記述が難しい方は、Google翻訳といった翻訳ソフトを使って、日本語を英語に変換してください。

2.APIの取得ができない

LunaAIのAPIが作成できない場合は、上手く課金ができていません。

ぼー

API画面に入り、「Billing & Credits」から確認しましょう。

ぼー

囲っている部分が0になってしまっていると、残高がないのでAPIは作成できません。課金した際は、反映まで少し時間がかかるので注意です。

3.動画の取得ができない

動画のURLが発行されない場合は、HTTPリクエスト2の設定が上手くできていないかもしれません。

ぼー

見直す部分は、APIの設定です。

よくあるのが、HTTPリクエスト1と設定が全く同じになっていることです。

APIの設定

API → GET
URL → https://api.lumalabs.ai/dream-machine/v1/generations/○○
※○○部分に動画IDが入ります。一文字抜けてる、「/」がないなどコピーミスは要確認

動画作成でDifyを活用するメリットと注意点

動画制作にDifyを使うメリットは、動画制作の大部分を自動化できる点です。

台本はテンプレートを活用すれば、7割程度は自動で生成できます。

ぼー

今までの台本を学習させれば、より精密に自身が考えた内容に近づけることができますね。

動画生成に関しては、簡単に短い動画を生成することが可能です。

動画の合間に差し込み、短い動画で尺を稼ぐといった使い方ができます。

ぼー

ただし、Difyの構築にあたって注意点があります。

Difyは3つの方法で構築できますが、適した構築方法を選ばないと、コストや手間がかかります。

3つのDify構築方法と特徴
  • ローカル環境での導入→無料だが構築や管理に「IT知識」が必要
  • Dify公式サービスの利用→ランニングコストが一番割高
  • おすすめ!XServer VPSで利用→導入が簡単かつ、公式サービスよりも低コスト

一番コスパが良い「XServer VPS」についてお伝えしておきます。

Difyで動画を作るなら「XServer VPS」がおすすめ

Difyの構築方法で、よく使われるのは「公式サービス」と「XServer VPS」です。

両サービスの特徴
  • 公式サイト → 導入は簡単だが、ランニングコストが高い
  • XServer VPS → サーバー契約が必要だが、導入が簡単で公式サイトよりも料金が安い
ぼー

公式サービスの有料プランと、XServer VPSを比較して、どれぐらい安いのか見てみましょう。

サービス名プラン名月額料金
XServer VPS4GBプラン1,800円/年
2,200円/月
Dify公式サービスPROFESSIONAL$49(7,696円)/年
$59(9,266円)/月
ぼー

XServerは公式サービスよりも料金が約1/4に抑えられており、非常にお得です!

XServer VPSは料金以外にもメリットがあるので、いくつかご紹介していきます。

XServerのメリット
  • アプリイメージ機能により、複雑な設定不要で簡単導入
  • 説明書や問い合わせサポートが充実しており、初心者でも安心
  • サーバーの容量を自由に変更でき、利用頻度に合わせた運用が可能
  • 国内データセンター採用、24時間365日サポート、強固なセキュリティ機能
  • DifyのAIアプリを独自ドメインで構築できる
ぼー

プログラミング知識なしの初心者の方は、導入も簡単でコスパの良いXserverが最もおすすめです!

まとめ

DifyはAIアプリを簡単に作れるノーコード開発ツールです。

台本作成や動画生成をAIアプリで自動化できるため、動画コンテンツ作成の効率を上げることができます。

動画制作で活躍するポイント
  • 概要欄やタイトルの生成
  • 台本作成
  • 差し込みに使うような短い動画の生成
ぼー

文章生成は特にAIが活躍するポイントです。

プロンプトをうまく出し、台本のテンプレートを共有すれば、ハイクオリティな台本がすぐに生成されます。

動画生成は使いどころがまだまだ限られていますが、実用的に使えるようになるのも遠くないでしょう。

動画コンテンツを作成している方は、Difyを是非活用してください!

  • URLをコピーしました!
目次