Canvaは誰でも簡単におしゃれなデザインが作れるオンラインツールですが、初心者でも使いやすい画像生成AI機能が搭載されています。
無料ユーザーもAI機能が利用でき、テンプレートや素材と合わせておしゃれな画像を作れるため利用者が多いです。
本記事ではCanva AIでどんなことができるのか、商用利用をする時の注意点について詳しく解説します。Canva AIの簡単な使い方についても解説しているので、AIで生成しておしゃれな画像を作りましょう。

画像を自動生成できる「Canva AI」とは?
Canva AIはCanvaプラットフォームに統合されている「多彩なAI機能」のことです。
たとえば、「Magic Media(マジックメディア)」では、画像だけでなく動画の生成もできます。

その他にも、以下のような多様なAIサービスを利用可能です。
- 商用利用可能
- 無料で利用できる
- Canvaで編集したりテキストを追加したりできる



メニューやガイドは、日本語に対応しているので誰でも気軽に利用できます。
Canvaは有名なデザインオンラインツールのため、共有した画像を他のCanvaユーザーと一緒に編集でき、趣味やビジネスに使いやすいところが大きな魅力です。
Canva AIの料金プラン
Canvaの料金プランを以下にまとめました(※2025年1月現在)。
無料 プラン | プロ プラン | |
---|---|---|
料金 | 無料 | 1,500円/月 12,000円/年 |
AI画像・動画の制限回数 | 画像50回、動画5回まで | 画像550回、動画50回まで |
テンプレート | 無料テンプレート25万以上 | 無制限のプレミアムテンプレート |
サイズ変更 | 編集中は変更不可 | 自由に変更できる |
ストレージ | 5㎇ | 1TB |
無料版では、5GBのクラウドストレージが利用できますが、有料のCanvaプロは1TBまでストレージが拡張されます。
無料プランでも、「マジック生成」といったAI機能は使えるので、まずは試してみましょう。



5GBはすぐに使い切ってしまうケースが多いため、画像をよく作る方は1TBと大容量のCanvaプロがおすすめです。
Canvaプロは、1億枚以上の写真や動画なども利用できます。背景リムーバーやマジックリサイズといった便利なツールも使用が可能です。



無料で始めてみて生成する回数が増えてきたら有料のCanvaプロに変更する方法も良いですね。
【簡単】Canva AIを使った画像生成のやり方
CanvaでAIを使って画像を作るのは、シンプルでとても簡単です。ログインからAI画像の生成までの4ステップを解説します。
Canvaのトップページ右上からログインまたは登録します。
簡単登録の方法は、以下の4つの方法から選べます。
- Googleアカウント
- Yahoo!JAPAN ID
- メールアドレス
簡単登録が完了するとトップページに戻るので「デザインの作成」を選択します。
Canvaには、インスタグラムのストーリーやYoutubeのサムネなど様々なSNSの画像サイズがあり、自分で好きな画像サイズを選べます。
左側を下にスクロールすると「マジック生成」が、出てくるので選択します。
「作成するものを説明」に生成したい画像のイメージに近い単語を入れます。
日本語でも画像生成できますが、Canvaは英語圏の会社のため英語で入力すると、より精度の高い画像を作れます。
ここでは、日本語の[6歳の日本人の女の子 ボブヘア ゲームをしながら笑っている 家の中 ]を英語に翻訳して以下のプロンプトを入力しました。
[A six-year-old Japanese girl with bobbed hair, laughing while playing a game, inside a house]
指示を入れたら、「画像生成」を選択します。
10秒ほど待つと4枚の画像が生成されます。



気に入った画像がない場合は「再生成する」をクリックするを選択すると、もう一度4枚画像が生成されます。
「作成するものを説明」の下のスタイルを選択すると、画像のイメージを選ぶことが可能です。
スタイルで選べるものは写真やイラスト、水彩画など色んな種類の画像を生成できます。



ステンドグラスや落書きなどは、個性的な画像でおすすめです。
気に入った画像が作成できたら、写真をクリックします。
すると、右側の正方形に生成された画像がアップロードされます。
保存する時は、右上のファイルを選択して下の保存をクリックします。



保存をしないとCanva AIは、自動で保存される機能がないため同じ文章を入力しても、同じ画像を生成はできません。
気に入った画像は必ず選択して、右側にアップロードしてから保存しましょう。
イメージどおりの画像が生成されない時は入力する単語を増やして再生成するなど、試行錯誤を繰り返して精度の高い画像を生成しましょう。
【ドリームラボ】で画像生成
Canva AIは「マジック生成」以外にも、たくさんのAIツールがあるので気になるものがあったら触って試してみましょう。
上記の画像は「ドリームラボ」というアプリで、[六歳の日本人の女の子 ボブヘア ゲームをしながら笑っている 家の中 ]という指示を入れてみたところ、画像のイメージがずいぶん変わりました。



同じ文章でも、使用するAIで生成できる画像のイメージが変わりますので複数のAIを触ってみましょう。
「ドリームラボ」は、以前生成した画像を一定期間閲覧しダウンロードできるところも便利です。
効果的なプロンプト入力のコツ
プロンプトとは、「AI機能を使う時に指示するための指示」のことを指し、「呪文」とも言われています。
Canva AIで画像を生成するためには、プロンプトを工夫するとより良い画像を作れます。



では、どのように指示をだすと効果的なのでしょうか?
Canva AIを使う時に、プロンプトのポイントは以下のとおりです。
- 具体的な内容を書く
- 場所や色、天気など細かく指定する
- 英語で書く
Canvaは「英語を主な言語」として設計されているため、英語で入力するとより精度の高い画像を生成できます。



つまり、日本語を英語に翻訳して、プロンプトを書くことで、より精度の高い画像を生成できるのです。
また、指示は細かく、具体的に書くことでイメージにあった画像を生成できるため、イメージと違う画像が生成されたときは、指示を細かく追加してみましょう。
Canva AIを利用する際の注意点
Canva AIを使って生成する際の注意事項をご案内します。 ルールを守ってAI画像を作りましょう。
画像生成の回数制限について
Canva AI画像生成の回数制限は以下のとおりです。
無料 | プロ(有料) | |
---|---|---|
AI画像生成 | 50回 | 550回 |
AI動画生成 | 5回 | 50回 |
たくさんの画像や動画を生成したい場合は、有料のCanvaプロがおすすめです。
生成した画像の商用利用について
Canvaの利用規約上では AIが生成した画像は、商用利用ができます。
ただし、著作権の侵害には気をつけましょう。またAI製品によって生成されたコンテンツが、人間によって生成されたものであると誤解させることは禁止されています。
“AI製品によって生成されたコンテンツが人間によって生成されたものであると誤解させること。” 引用:Canva公式サイト
コンテンツがAIによって生成されたものであることを、デザインの閲覧者に分かるよう表記すると安心です。
生成した画像の著作権について
Canvaの利用規約上では「著作権を請求することはありません」とされています。
“Canvaは、お客様の「入力」または「出力」に対して著作権を請求することはありません。”引用:Canva公式サイト
AIで生成した画像や動画は、ユーザーに著作権があります。



しかし著名な人物やキャラクター、場所には著作権の侵害の恐れがあるので気をつけましょう。
既存のコンテンツと類似しているものは、著作権や商標で保護されている可能性があります。
オリジナルの作品は安心して商用利用できます。ルールを守って適切にCanva AIを利用しましょう。
Canva AIの活用事例4つ
Canva AIを使った活用方法を4つご紹介します。
- SNS投稿用の画像やウェブサイトのビジュアルデザイン作成
- 印刷物(ポスター・名刺・フライヤー)のデザイン案
- プレゼンで使用するスライドの作成
- ブログのアイキャッチやバーナー作り
Canva AIを使うと、瞬時に本格的でおしゃれなデザインを作れます。
SNS投稿用の画像やウェブサイトのビジュアルデザイン作成
Canva AIにイメージを入力するだけで、画像を作成できるためWebデザインづくりは初心者でも簡単です。
また、画像のリンクを共有することで、共同で編集ができるのでチームでのデザインの管理は非常に楽です。
アクセス権を選択できるためセキュリティー面も安心して利用できます。
印刷物(ポスター・名刺・フライヤー)のデザイン案
Canvaでは、無料のデザインが2万点以上も使用できます。
これらは全て商用利用が可能なため、ビジネスで利用するポスターやチラシ、名刺を作ることも可能。



テンプレートが多数あり、初心者でも簡単におしゃれなデザインを作れるため、デザインの外注を依頼する費用の大幅な節約ができます。
プレゼンで使用するスライドの作成
プレゼンで使用するスライドもCanva AIで作れます。



イメージする画像を生成するのも良いですしプレゼン用のテンプレートに画像を足し、より分かりやすくおしゃれなスライドを作れます。
ブログのアイキャッチやバナー作り
Canvaはブログで利用できるテンプレートがたくさんあります。
テンプレートに生成したAI画像を追加しテキストを入力すると、分かりやすいアイキャッチやバナーを初心者でも簡単に作ることが可能です。
このようにCanva AIは、ビジネスや趣味にもたくさん活用できます。ルールを守って楽しみましょう。
Canva AIに関するよくある質問
最後に、Canva AIに関するよくある質問とその回答を紹介していきます。
Canva AIにアプリはある?
Canva AIは、Canvaアプリから利用できます。Google play storeやApp Storeからアプリをダウンロードしましょう。
アプリを利用するとスマホでも簡単に画像生成したり、編集をしたりすることが可能です。
Canva AIで生成したロゴは商標登録できる?
Canvaの素材を使って作成したデザインは、商標登録はできません。これは、Canvaのテンプレートや素材の作成者が著作権を所有しているためです。
“Canvaのロゴテンプレートはカスタマイズ可能で、誰でも使用することができます。つまり、ロゴに対するあなたの権利は、非独占的なものであり、あなたはそれを商標として登録することはできません。”引用:Canva公式サイト
Canvaを使って商標登録するには、オリジナルのものを作成しましょう。
Canva AIで生成した画像のサイズ変更は可能?
有料のCanvaプロは、ダウンロードする時に画像のサイズを変更ができます。
無料プランの方が 画像サイズを変更したい場合は、ダウンロードしたあとにサイズ変更する必要があります。
まとめ
Canva AIは、簡単に画像生成ができるAIです。 無料プランでもCanvaにはたくさんのテンプレートや素材がありAI画像と合わせることで初心者でも簡単におしゃれな画像を作れます。
操作はとても簡単で作成したデザインは商業利用もでき、ビジネスのシーンでも利用ができます。 著作権などルールをしっかり確認し画像生成をしましょう。
無料プランでもAI画像生成は50回できますが、有料のCanvaプロは550回生成できるのでたくさん画像を作りたい人はCanvaプロの利用がおすすめです。 Canva AIを利用したことない人は、まずは無料プランから試してみてください。