みなさんは以下の動画を見たことがありますか?
この動画は、日本だけでなく海外でもバズった水原一平氏のミーム動画(ネタ動画)で、「Viggle AI」という動画生成AIを用いて作成されています。
ただ、「Viggle AI」と聞いて以下のように思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
- 「Viggle AIって聞いたことあるけど、よく知らない…」
- 「Viggle AIをどう使えば、動画作成できるの?」
本記事では、Viggle AIの概要から使い方まで解説するので、誰でも簡単にミーム動画を作成できるようになります。ぜひ、最後までご覧ください。
Viggle AIとは
Viggle AIは、画像を基にアニメーション動画を生成するサービスです。もちろん、テキストから生成したAI画像を動かすことも可能です。
生成するアニメーションの動きとしては、Viggle AIが提供する様々な動画を参考に作成可能ですし、自分が持っている動画の動きにすることも可能です。
非常に単純な作業なので、誰でも簡単にアニメーションを作成できる点が特徴です。
Viggle AIの料金について
Viggle AIは、現在ベータ版として無料で利用できます。
正式版リリース後の料金プランについて、正式に発表されていませんが、ベータ版の無料提供から判断すると、他の動画生成AIツールよりも手頃な価格設定になるのではかとうかがえます。
Viggle AIの正式版リリースはいつ?
2024年5月現在、Viggle AIの正式版リリース時期は未定です。
Viggle AIは日々アップデートされ、利用者も増えてきているので、2024年中に正式版がリリースされるのではないでしょうか。
Viggle AIの使い方・作り方
Viggle AIの登録方法~使い方まで解説します。
非常に簡単な作業ですので、初めての方もぜひ試してみてください!
Viggle AIの公式HPから、Discordの招待URLにアクセスします。
Discordアカウントを持っていない方は、“表示名”を入力し、サーバーにアクセスします。
Discordアカウントを持っている方は、“既にアカウントをお持ちですか?”からログインします。
Discordの左側に、チャンネル「animate1~animate15」があるので、いずれかに入ります。
animateチャンネルに入ると他の人が作った動画を見ることができます。
逆に言うと、自分の作成した動画が他の人に見られる可能性があるので、個人情報が判明する画像や動画を入力しないよう注意しましょう。
animateチャンネルのメッセージ欄に「/animate」と入力し、いずれかのコマンドを選択すると、[image][motion_prompt][background][finetune]のパラメーターが表示されます。
「/animate」のパラメーターの意味は以下の通りです。
パラメーター | 意味 |
[image] | 動きをつけたい画像 |
[motion_prompt] | 動きを指定するプロンプト |
[background] | 背景の追加 |
[finetune] | 最適化 |
※[motion_prompt]は、公式HPかDiscordの“motion-prompts-official”チャンネルを参考にしましょう。
メッセージ欄にプロンプトを入力し、メッセージを送信すると動画が生成されます。
試しに以下のプロンプトを入力してみました。
プロンプト
[image]:AIで生成した画像
[motion_prompt]:$poke_dance
[background]:From template
[finetune]:On
すると、30秒ほどで動画が生成されました。(生成時間については、利用者数や今後のアップデートなどによって多少変わると思います。)
※もし生成した動画を見つけにくい場合は、Discord右上の検索窓から、[メンション:自分のユーザー名]で検索してみましょう。
実際に動画生成をしたところ、自然な動きのアニメーション動画が生成されました。
ただ、画像の人物よりも少し顔が丸くなってしまった印象を受けました。
このことから、おそらく[motion_prompt]の動画の人物像の影響を受けやすいことが推測されます。
Viggle AIのサーバーに入れない時の対処法
Viggle AIの利用者が増えており、サーバーが混雑して入れないことがあります。もし、アクセスできない場合は、少し時間を置いてからアクセスしてみてください。
それでもサーバーに入れない場合は、Viggle AIの公式サポートに問い合わせてみましょう。
Viggle AIの特長4つ
Viggle AIには、以下のような特長があります。
- 簡単操作:難しい操作や専門知識は不要で、誰でも簡単に動画を作成することができます。
- 豊富なテンプレート:様々なテンプレートから選択できるので、すぐに動画を作成することができます。
- 高度なアニメーション技術:生成される動画は、滑らかな動きを再現することが可能です。
- 無料で利用可能:現在、ベータ版は無料で利用することができます。
Viggle AIの安全性・危険性について
Viggle AIは、Discord上の色んな方との共同ルームで使用することになります。
そのため、自分や知り合いなどの個人的な画像を使用すると、誰かに画像を保存され悪用される危険性があります。
AIツールを使う際の鉄則ですが、くれぐれも個人情報を入力することはやめましょう。
Viggle AIに関するよくある質問
最後にViggle AIに関するよくある質問とその回答をご紹介していきます。
Viggle AIは無料で使える?
現在ベータ版がリリースされており、無料で利用できます。
Viggle AIはスマホで使える?
Discordのアプリを使ってスマホで利用することができます。
Viggle AIのiphoneアプリはある?
Viggle AIのiphoneアプリはありません。
スマホで利用したい場合は、Discordのアプリから利用しましょう。
Viggle AIは商用利用可能?
現在のベータ版では、商用利用可否についての情報はありません。
おそらく、今後リリースされる正式版(有料)が商用利用可能になるのではないでしょうか。
ミーム動画の元ネタは?
記事冒頭に水原一平氏のミーム動画を紹介しましたが、他にも映画キャラやアニメキャラで「観客を煽る動画」が作成され、大きな話題を呼んでいます。
そんな大きな話題となった「観客を煽る動画」の元ネタは、米ラッパーのリル・ヨッティ(Lil Yachty)さんです。
具体的には、2021年8月にシカゴで開催された夏フェス「The Lyrical Lemonade Summer Smash」でステージに登場するリル・ヨッティさんの動画となります。
まさかご本人も、約3年後にバズるとは思ってなかったでしょうね。
まとめ
それでは、本記事の内容をまとめます。
- 「Viggle AI」は、画像を基にアニメーション動画を生成するサービスであり、無料で利用可能。
- Viggle AIは現在ベータ版であり、正式版のリリースは未定。
- Viggle AIはDiscordを使えばスマホでも利用でき、操作も簡単。
今後、様々な機能が追加され、さらに高機能なサービスとなって正式版がリリースされることを期待しています。
Viggle AIの動向に目が離せません。