「なぜか自分が書く文章は誤字脱字が多い」「たくさん書いた文章を一気に誤字脱字チェックできないかな」
長文を書くお仕事をされている方で、誤字脱字チェックに関して上記のようなお悩みを持っていませんか?
自分で誤字脱字がないか探しても、結局チェック漏れが起きてしまい二度手間、三度手間になることもありますよね。誤字脱字チェックはすべてAIにまかせて、より正確に素早く解決してしまいましょう。
本記事では、AI文章校正ツールを無料と有料を含めて8選、ご紹介していきます。
他にも、以下のような内容について解説していきます。
- 誤字脱字チェックにAIを使うメリット
- 文章校正AIツールの選び方
- 文章校正AIツールを使う際の注意点
この記事を読むことで、あなたにぴったりな文章校正AIツールが見つかりますよ。
【無料】誤字脱字チェックができる文章校正AIツール5選
はじめに、無料で使えて誤字脱字チェックができる文章校正AIツールを5選紹介します。
ツール名 | 操作性 | 精度 | 無料プランの文字数制限 | 会員登録の有無 | ファイルのアップロード |
---|---|---|---|---|---|
ChatGPT | ◯ | ◎ | 制限なし | 有り | ◯ |
Enno | ◎ | △ | 制限なし | なし | × |
Shodo | ◎ | ◎ | 1800文字 | 有り | × |
PRUV | ◎ | ◎ | 1000文字 | 有り | × |
IWI日本語校正ツール | ◯ | △ | 1000文字 | なし | ◯ |
1:ChatGPT|PDF文書の誤字脱字チェックもできる有名AIアプリ
ChatGPTは、複雑な対話や文脈を理解でき、質問や要求に対して適切な反応ができるAI機能です。
反応スピードもかなり速く、処理範囲も広いのが強みでもあります。
ChatGPTは他にも以下のような特徴があります。
- 長文入力が可能なこと
- 誤字脱字以外にもさまざまなタスクに対応
- ファイルも読み込めるのでPDFにも対応
注意点としては、大量の文章の場合には制限がかかることがあります。
他のツールに比べれば、限度文字数は大きいですが、それでも制限はかかります。
もしChatGPTで大量の文章のチェックを行いたい場合には、有料プランへの変更も検討しましょう。
ChatGPTは、複雑な文脈が理解できるので、誤字脱字チェック以外にも使えます。例えば、執筆内容の提案や表現方法など、AIからアドバイスをもらうことも可能です。
自分では考えもつかなかった表現や言い回しなどが発見できるかもしれません。
2:Enno|登録不要で文字数に制限なしの無料ツール
Ennoは無料で使用でき、登録が必要なく文字数制限もありません。
また、チェックした文章はWeb上に残る心配がないため、出版物や機密性の高い文書の誤字脱字を検出したい人にもおすすめです。
Ennoには以下のような特徴があります。
- 編集ミスやスペースのエラーも検出してくれる
- 理工系の文書のチェックも可能
- 冗長な文章も細かく修正してくれる
Ennoの注意すべきポイントは、フォーマルな文章の修正は得意ですが、少しくだけた表現は苦手なところです。
また、掲載した画像の通り、修正箇所のチェックを見落とす箇所も見られました。
しかし、Ennoはシンプルかつ使いやすいツールで、初めてAI文章校正ツールを使用する方には特におすすめです。
無料で文字数制限がなく、簡単に使える添削アプリをお探しの方にはぜひ試していただきたいツールです。
3:Shodo|ブラウザ上で直接利用できGoogleアカウントが使用可能
Shodoは無料で使用でき、ブラウザ上でGoogleアカウントを用いての利用が可能で、Googleドキュメントを多用する方には特におすすめなツールです。
文字の訂正を示す部分には赤線が引かれるシンプルな仕様のため、わかりやすいのが特徴です。
Shodoには他にも以下のような特徴があります。
- 複数人のグループで使用する場合に共有が可能
- Shodoブラウザ内で執筆も可能
- ワンクリックでWordPressに入稿が可能
Shodoの注意すべき点は、文字制限があることです。
文字制限の1,800文字を超えての誤字脱字チェックが必要な場合には、有料のプランへ変更しなければいけません。
しかし有料プランは「プレミアム」で月額1,000円、「ビジネス」でも月額2,000円と、かなりお得です。
Shodoは、長文を書く必要があるものの、文章力に自信がない方には大いにおすすめであり、書きながら修正もでき、文章力の向上も行える一石二鳥のツールです。
4:PRUV|日付や場所の修正チェックも行ってくれる
PRUVの大きな強みは、日付や場所や地名などの修正チェックまで行える点です。
西暦と和暦の不一致の指摘、日付と曜日の間違いなどを検知してくれるだけでなく、市町村名の誤りも指摘してくれます。
PRUVには他にも以下のような特徴があります。
- 会員登録することでユーザー辞書が使用可能
- 会員登録なしでも300文字までならチェックできる
- 細かい指摘までしっかり行ってくれる
PRUVの注意点は、有料プランに加入しないと、300文字しか誤字脱字チェックが行えないところです。
有料プランは月額500円からと高くはない金額ですが、無料版では最低限の短文のチェックしかできない点は残念です。
しかしPRUVは、細かく正確な誤字脱字チェックを行ってくれるため、より正確な文章チェックが必要な方にはもってこいです。
特にユーザー辞書は大変便利で、自社ルールがあるようなビジネスシーンでの文章作成にはおすすめのツールです。
5:IWI日本語校正ツール|PDFやExcelなどのチェックも可能な校正ツール
IWI日本語校正ツールは、PDF、Word、Excel、PowerPointなどの誤字脱字チェックや添削が必要な場合に重宝する文章校正ツールです。
個人もしくはビジネスシーンでもWordやExcelを多用する方には特におすすめです。
IWI日本語校正ツールには他にも以下のような特徴があります。
- 意味のつながりや文脈をしっかりチェック
- 独自の校正ルールを登録できる
- グループやチームで共有が可能
注意点は、独自の文章校正ルールの登録に関しては有料プランへの登録が必要なところです。
プランも最低で月額2,000円と、他の文章校正ツールに比べると少し割高となっています。
しかし誤字脱字チェックに関しての精度はかなり高いと言えます。
IWI日本語校正ツールは、会員登録をせずに、シンプルで簡単に素早く利用ができるツールです。
また、文化審議会が公開している「公用文作成の考え方」に従った適切な修正を行ってくれるので、公的な文章作成にはおすすめです。
チームやグループでの使用にも適しており、校正や誤字脱字チェックの時間短縮にも大いに貢献してくれることでしょう。
【機能充実】誤字脱字チェックができる文章校正AIツール3選
より文章構成の機能を充実させたい方向けに、誤字脱字チェックができる文章校正AIツールの有料版を3選紹介します。
本章でご紹介する有料ツールは最安でも月額2,200円からとなっていますが、より機能が充実した有料ツールを使用すれば、作業効率は爆速で上がることでしょう。
1:文賢|推敲支援まで行ってくれる文章校正AIツール
文賢は推敲支援まで行ってくれる文章校正ツールです。
誤字脱字チェックの機能に加えて、文章校正支援が必要な方にはおすすめです。
文賢には他にも以下のような特徴があります。
- 音声読み上げ機能が利用できる
- 文章表現のサポートができる
- 誤った言葉の使い方を指摘してくれる
注意事項としては、初期費用が11,880円かかるほか、1ヶ月更新のたびにさらに2,178円が必要です。
気軽に使えるツールではないですが、大量に文章の誤字脱字チェックや推敲チェックが必要な人には心強いツールになるでしょう。
文賢は利用しながら文章表現もしっかり学べて、公式サイトのキャッチフレーズにもあるように「視点が変わる」ツールとなっています。
2:Typoless|個人からでも利用可能な高性能文章校正AIアプリ
Typolessは、新聞社のノウハウを実現した文章校正支援ツールです。
法人向けの高額なプランもありますが、個人レベルでも月額2,200円から使用でき、プランが充実しています。
Typolessには他にも以下のような特徴があります。
- PDFファイルの校正に対応したプランあり
- 多くの企業やメディアが導入している実績
- 機密性も高くサーバーに文章が残らないシステム
注意点としては、個人プランである「スタンダード」では表記ゆれが検知できないということです。
またPDFファイルの校正を利用したい場合には、個人プランでも上位の「プレミアム+Plus」への加入が必要です。
とはいえ、新聞社のノウハウを活かした文章校正ツールを、個人でも利用できる点は心強いと言えるでしょう。
昨今のジェンダー問題の表記についてもしっかりと指摘してくれる高性能ぶりで、文章の校正作業レベルを大いに底上げできることでしょう。
2:AI editor|企業やメディア向けの本格派文章校正AIツール
AI editorは、オリジナルの文章校正ルールを設定できるツールで、企業やメディアにおける独自のルールで文章を添削したい場合に重宝します。
AI editorには他にも以下のような特徴があります。
- 誤字脱字チェックや表記ゆれの自動検出
- AIを活用した画像チェック
- PDFやPowerPoint・Excel・Wordのチェックも可能
AI editorの注意点ですが、チームやグループで使用する場合、月額が15万円と高額な金額が必要です。
個人ではAI editorの性能をフルに活用できない点が惜しいところです。
ただし、企業や大手メディアが利用しているツールなだけあり、性能はかなり高いです。
実際に文章を作成、編集をしながら文章校正や校閲を行ってくれるため、作業効率が格段にあがります。
誤字脱字チェックにAIを使うメリット3つ
誤字脱字チェックでAIを使うことへのメリットを3つご紹介していきます。
1.ミスを大幅に減らせる
人間が校正を行うと、どうしても見落としが発生したり、表記のゆれや曖昧な表現に気が付かないミスが起こってしまいます。
しかし誤字脱字チェックにAIを使用すれば、見落としや間違いを大幅に減らすことが可能です。
2.時間を短縮し効率化できる
高精度なAI文章校正ツールを使用することで、誤字脱字チェックや推敲が数秒で終わってしまいます。
校正者が校閲を行うと、どうしても数十分から数時間かかってしまいます。
しかし、AIツールを用いることで大幅に時間をカットできます。
3.コスト削減
人員を導入して行う校正作業には、時間もコストもかかってしまうデメリットがあります。
しかし文章校正ツールを導入し、仮に有料プランを利用したとしても、校正者を雇うよりも大きくコストを削減できます。
誤字脱字チェックができる文章校正AIツールの選び方2つ
次に誤字脱字チェックが行える文章校正AIツールの選び方について2つご紹介していきます。
1.まずは無料ツールがオススメ
個人で誤字脱字チェックや文章校正を行いたい場合には、いきなり有料プランを検討するのではなく、まずは無料のアプリを使用してみましょう。
無料の文章校正AIツールでも、PDFファイルを添削できる機能があり、充実したツールがあります。
必要に応じて有料プランや有料のツールを検討してみましょう。
2.複数人での共有が可能な機能があるかどうか
もし使用者が2人以上で、チームまたはグループで共有して利用したい場合には、共有機能があるツールを選びましょう。
ツールによっては共有機能がないものや、有料プランに加入することでしか共有機能が使えないツールもあるため、選ぶ際の参考にしてください。
文章校正AIツールを使う際の注意点3つ
最後に文章校正AIツールを使う際の注意点を3つに絞って解説していきます。
1.確実に誤字脱字が減らせるとは限らない
文章校正AIツールを使用すれば、100%誤字脱字が減って、完璧に校正してくれるというわけではありません。
無料のツールをご紹介した項目でも解説したように、アプリによっては修正すべき箇所を見落としてしまった例もありました。
また表記ゆれや曖昧表現を修正するには、有料プランに加入しないといけないツールもあるので注意が必要です。
2.高性能なツールほど高額
企業や大手メディアも導入している文章校正AIツールですが、より正確で高性能になればなるほど高額です。
この記事でご紹介したなかでも、月額が15万円に達するツールも存在するほど、性能が良くなれば金額もその分上がります。
ご自身の利用範囲や目的に応じて文章校正AIツールはしっかりと選びたいところです。
3.校正時のルールを事前に設定しておく
会社やメディアなどで文章校正ツールを使用する場合、もし独自のルールがある場合には、事前に設定しておきましょう。
文章校正AIツールは、各会社ごとに独自のシステムを導入しています。
利用者が望んでいないチェックが入ってしまうこともあるため、社内のルールがある場合にはカスタム辞書機能を用いて設定を徹底する必要があります。
まとめ
無料をはじめとした文章校正AIツールを全部で8選ご紹介しました。
校正AIツールは、サービスによっては誤字脱字チェック以外にも推敲や添削、文章表現のアドバイスを行ってくれるシステムもあり、充実しています。
日頃から大量の文章を作成している人にとっては、校正の時間は短縮したいもの。
AIツールを用いて、作業効率を爆速に上げ、時間を短縮していきましょう。
また、高性能の校正ツールは料金プランも高いので、用途に合わせて自分に必要なサービスを見つけましょう。
この記事が文章校正ツール探しの参考になれば幸いです。