膨大な量の情報が行き交う現代。従来の検索エンジンでは、満足のいく結果にすぐに辿りつけないという経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか?
そこで今世界中から注目を集めているのが、効率的な情報収集・活用が可能な日本発のAI検索エンジン「Felo」です。
Feloは、瞬時に最新の情報や複数言語のデータにアクセス・整理し、マインドマップの生成やスライド資料の作成まで幅広く行ってくれる検索エンジンとして注目されています。
本記事では、Feloの主な機能や活用方法、料金プラン、安全性や商用利用に関する疑問点などを詳しく解説していきます。
実際の使用画面を交えながら紹介していきますので、あなたの使用用途に合わせて参考にしてみてください!
AI検索エンジン「Felo」とは?
「Felo」とは、日本のスタートアップ企業が開発した次世代型のAI検索エンジンです。
従来の検索エンジンと異なる大きな特徴は、自然言語処理(NLP:Natural Language Processing)、と生成系AIの技術を組み合わせることで、瞬時に的確かつ分かりやすい回答や要約を提供する点にあります。
一般的なキーワード検索にとどまらず、複雑なテーマや専門分野についても効率的に情報をまとめることができるだけでなく、マインドマップやプレゼンテーション資料への変換といったビジュアル化にも対応しています。
情報収集にかける時間を大幅に削減しつつ、必要なデータを体系的に整理できるというのがFeloの強みと言えるでしょう。
Feloの4つの特長
多機能性から、ビジネスパーソンだけでなく、学生や研究者、専門家など、幅広い層での利用が期待されているFelo。
ここでは、具体的な機能や特徴について見ていきましょう。
1. スムーズに、精度の高い情報が得られる
キーワードに基づいた従来の検索エンジンとの大きな違いは、検索結果の精度の高さです。
これは「フォーカス機能」によるもので、ユーザーが自分の質問やニーズに応じて具体的に検索できます。
フォーカス機能を活用することで求める情報に辿り着くまでが長い従来のキーワード検索とは異なり、効率的に情報にアクセスすることができます。
現在、Web検索や論文検索をはじめとした8種類のフォーカス機能が備わっており、ユーザーの質問の文脈やニーズに合わせた検索が可能です。
また、最新情報を入手できるというのもFeloの特長です。
RedditやXといったSNSからリアルタイムで情報を収集しているため、従来の検索エンジンでは得られないユーザー生成コンテンツからの最新の情報にも対応しています。
2.多言語に対応
Feloには、検索した言語とは異なる言語の文書を検索することができる「クロスランゲージ情報検索(CLIR)技術」が採用されています。
これにより、ユーザーが入力した母国語以外の言語のみならず、グローバルな情報源から効率的にリサーチできます。
従来の検索エンジンでは日本語でのキーワード入力に対して、日本語の情報源のみがヒットしていました。
Feloであれば多言語に対応しているため、日本語の文献の他にドイツ語の論文やスペイン語のニュース記事といった情報にもアクセス可能です。その上、自動的に日本語に翻訳された結果が表示されます。
このように、Feloを活用すれば「海外の論文やリサーチを取り入れながら日本語でまとめる」といった高度な作業も可能であり、多様な情報源に言語の障壁なくアクセスできます。
3.情報の整理が簡単
Feloは効率的に情報を収集するだけでなく、「トピックコレクション機能」や「マインドマップ機能」によって分かりやすく情報を整理することにも秀でています。
「トピックコレクション機能」ではリサーチ結果をフォルダごとに整理することができます。
整理したリサーチ結果は後でもアクセスできるため、長期的なリサーチをする際もスムーズに続きに取り掛かることができます。
また、「マインドマップ生成機能」では、ワンクリックで検索結果をマインドマップに変換してくれるため、視覚的に情報を整理するのに役立ちます。
作成したマインドマップは画像をダウンロードすることができる他、リンクをコピーして他の人に共有することも可能です。
4.資料作成に便利
Feloには「画像生成機能」に加え、「プレゼンテーション作成機能」が備わっており、資料作成にも活用できます。
画像生成機能はFeloのAIチャットボット、「Felo Chat」上で使用が可能です。
プレゼンテーションに関しては、Feloで検索をかけ回答が表示されたのちに、「プレゼンテーションを作成」ボタンを押すことで作成されます。
一から作成する手間が省けるだけでなく、テンプレートが豊富に用意されており、ビジュアル面でのクオリティが担保できるのも魅力です。
こういった機能により、複数のアプリケーションやツールを組み合わせる必要があった情報のまとめを極力簡略化することが可能になっています。
他のツールへの切り替え作業が減るため、時短効果や生産性の向上が期待できるでしょう。
Feloの料金プラン
Feloには無料の「スタンダード」プランと、有料の「プロフェッショナル」プランの2種類が用意されています。
スタンダードプランでも無制限でAI検索を使うことができる他、マインドマップの生成が可能です。
ただし、プレゼンテーションの生成回数の限度については明確な記載がない他、*プロフェッショナル検索の使用可能回数は1日5回までとなります。
プロフェッショナルプランでできることとしては、スタンダードプランの内容に加えて、以下の内容をご利用いただけます。
- スライド資料作成の無制限化
- 高精度なAIモデルへのアクセス
- ChatGPT Plus および Claude の代替メンバーシップ
更に、プロフェッショナル検索の使用可能回数も1日300回までと大幅に増えています。
有料プランには「月額プラン」と「年額プラン」があり、月額プランが月々2,099円、年額プランが月々1,750円と、年額プランの方がお得になっています。
*プロフェッショナル検索:ユーザーの問題を多面的に分析、情報収集し、データを統合する検索体験のこと。高度なAIライティングにも対応。
Feloの使い方
それでは実際に、Feloの基本的な検索方法を踏まえた上で、マインドマップやスライド資料の作成方法を見ていきましょう。
検索とマインドマップ機能はログインせずに利用することが可能なので、検索の使い方を知りたい方はこちら、マインドマップの生成について知りたい方はこちらをご覧ください。
Google、Apple、もしくはその他メールアドレスで新規会員登録が可能です。
基本的な検索の使い方
検索方法は至ってシンプルで、質問内容を検索バーに入力することで可能です。
今回は「Feloの多言語対応機能はどのように実現されていますか?」と質問してみました。
実際の回答はこちらから確認できます。
検索結果をURLで共有したい際は、上記画面右上の「共有する」をクリック。
すると下記の画面が出てくるので、「共有可能」にチェックを入れると共有が可能となります。
マインドマップの生成方法
先ほどの検索結果を用いて、マインドマップの生成方法をご紹介します。
検索したい内容を検索バーに入力。
回答完了後、回答の下に表示されている「マインドマップ」ボタンをクリックします。
下記の画像のようにワンクリックでマインドマップの生成が完了します。
また、筆のアイコンをクリックすることで、構造とスタイルを自在に変更することが可能です。
こちらのマインドマップについても、画像右下の「共有する」ボタンをクリックすることでリンクがコピーされ、他の人に共有できるようになります。
実際のマインドマップはこちらから確認できます。
スライド資料の作成手順
先ほどの検索結果を用いながら、今度はプレゼンテーションの生成方法をご紹介します。
Feloの画面右下の「ログイン・無料登録」よりログイン後、検索したい内容を検索バーに入力。
回答完了後、画面右上に出てくる「プレゼンテーションを生成」ボタンをクリックします。
STEP3を行うと下記画面のようにプレゼンテーションのアウトラインが表示されます。
アウトラインのコンテンツを見直したい場合は下部にある「取り替える」ボタンをクリック。問題のない場合は「次へ」を押して進みます。
次にテンプレートのセット一覧が出てくるので、デザインスタイルやテーマの色から選択。
右上の「PPTを生成します」ボタンをクリックすると、選択したテンプレートに合わせて自動で検索結果をスライド資料化してくれます。
編集したい箇所がある場合は画面右側の「PPTプレビュー」下部にある「編集」をクリック、出来上がりに問題がなければこれで完成です。
「作品をダウンロード」からダウンロードができ、出力方法はPPT、画像、PDF書類の3つから選ぶことが出来ます。
プレゼンテーション作成後、時間が経ってからでも下記のようにスライドごとに編集することが可能です。
Feloの安全性と商用利用について
AIツールを利用する際に気になるのが、安全性やデータプライバシー、著作権面などの懸念。
Feloでは、ユーザーとサーバー間の全てのデータ交換は暗号化で保護されており、暗号化プロトコルも継続的に監視・更新されています。
また、サーバーに関しても*ISO 27001認証を受けたデータセンターで所有・管理が行われています。
ただし、個人情報や機密情報の入力には気をつけましょう。
作った画像の商用利用に関しては、個人情報や誤った情報を広めるといった人に危害を与えるケースを除いて認められています。
*ISO 27001:情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格
Feloに関するよくある質問
ここからはFeloに関するよくある質問についてQ&A形式でまとめています。利用を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
Feloは無料?
前述した通り、基本的には無料で利用可能ですが、一部の機能は有料で解放されるようになります。
また、有料版のプロフェッショナルプランにすることでGPT-4o、Claude 3.5 Sonnetといった高度なモデルを利用することができるようになるため、高精度な回答を求めている場合は有料での利用がおすすめです。
Feloの読み方は?
「フェロー」と読みます。
Feloのアプリはある?
App Store、Google Playいずれにもあります。下記リンクよりダウンロードが可能です。
App Store:https://apps.apple.com/jp/app/felo-search-the-world/id6598782546
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=ai.felo.search&hl=ja&pli=1
Feloはどこの国・会社が開発した?
Feloを開発したのは日本のAIスタートアップ、Sparticle株式会社です。
Feloのリリースからわずか1ヶ月で15万人以上のユーザーを獲得し、世界中から注目を集めています。
東京を拠点とするAIクリエイティブカンパニーであり、検索エンジンであるFelo以外にもAI技術を用いたさまざまなプロダクトを開発しています。
Feloは日本語対応している?
対応しています。
日本語で検索をかけても多言語のソースにアクセスできる上に、全て日本語で回答を生成してくれるため、翻訳作業が不要です。
まとめ
今回の記事では、従来の検索エンジンにはないアプローチで情報収集・要約をサポートしてくれるFeloについてご紹介しました。
多言語対応からマインドマップ自動生成、スライド資料作成支援など、幅広いニーズに応えるための機能が充実しており、ビジネスパーソンはもちろん、学生や研究者といった層にもおすすめのツールです。
回答が出てくるまでの速度、マインドマップの生成速度のいずれも速く、無料版でも申し分ないですが、より高精度な回答や機能を求める場合は有料版にアップデートするのが良いかもしれませんね。
ぜひ最新AI検索エンジンのFeloを活用してみてはいかがでしょうか?