【2025年最新】AI議事録自動作成ツール9選!

【最新モデル】ChatGPT「o3-pro」とは?使い方や他モデルとの比較を徹底解説!

当ページは広告が含まれている場合があります

情報を読み解き、分析し、整理する。そんな一連の作業を高精度でこなす“AIアシスタント”として、ChatGPTの最新モデル「o3‑pro」が登場しました。

論理的な推論力やマルチモーダル対応、長文処理能力など、従来モデルを大きく上回る性能を備えており、研究やビジネスの現場でも活用が期待されています。

この記事では、「o3‑pro」の主な機能や活用シーン、他モデルとの比較について、わかりやすくご紹介します。

目次

ChatGPT最新モデル「o3‑pro」とは?

「o3-pro」は、ChatGPTモデルの中でも最上位に位置づけられる高性能モデルです。

「o3」をベースに、さらに推論の精度や安全性を強化したバージョンで、複雑な質問にも論理的かつ深い回答ができるのが特長。

資料の要約や画像の読み取り、複雑な作業の整理までこなす、“考えて動くAIアシスタント”のようなモデルです。

「o3‑pro」の主な5つの機能と特徴

まずは、o3-proで実際にどんなことができるのかを、5つの機能に分けて紹介します。

1.高度な推論能力

o3-proは、「考えながら答える力(Chain-of-Thought)」を強化したモデルです。

途中の思考プロセスを踏まえて回答を組み立てるため、複雑な数式やコード、ビジネス分析などの正確さが求められる場面でも、高い信頼性を発揮します。

ぼー

複雑な計算やロジックを扱うとき、o3-proの推論力は心強いよ!

2.大規模なコンテキスト処理

o3-proは、20万トークン(=約15万文字)の文章を一度に読み込める大容量モデルです。

長い報告書や複数の論文なども、分けずにまとめて読み込み、要約・比較・分析を一気にこなすことができます。

ぼー

調査レポートや論文をまとめて読み込んで整理してくれるから、情報整理の時間が大幅に短縮できるよ。

3.マルチモーダル対応

o3-proは、文章だけでなく、画像やグラフも読み取って理解できるモデルです。

図表の内容を説明したり、数値を抜き出して傾向を分析したりと、視覚情報を含むタスクにも柔軟に対応。

視覚理解は従来のGPT-4よりも進化しており、図の構造や細かい関係性まで読み取る力を備えています。

ぼー

画像やグラフを読み取って、内容までちゃんと説明してくれるから、視覚資料のチェックにもすごく便利だよ。

4.ツールの統合活用

Web検索・Pythonコードの実行・ファイルの読み取り・過去の会話の参照など、ChatGPTに備わったツールを自動で使い分けながら回答を導き出すことができます。

必要に応じて複数の手段を組み合わせて処理する、“エージェントのような動作”が特長です。

ぼー

調べる・分析する・まとめるをぜんぶ一気にやってくれるから、リサーチ作業がすごくはかどるよ!

5.長文生成にも対応

o3-proは、10万トークン(=約7万文字)分の文章を一度に出力できます。

本1冊分に相当する長編コンテンツや、細かく整理された技術解説、ボリュームのあるレポートまで、途切れることなくまとめて仕上げられます。

ぼー

下書きはAIに任せて、仕上げを人が担当すれば、長文のレポートなども高クオリティでスピーディー作成できるよ。

「o3‑pro」の料金体系

o3-proを使うには、有料プラン「Pro」への加入が必要です。無料プランやPlusプランでは利用できません。

プラン別の対応状況

  • 無料プラン:o3-proは利用できません
  • Plus(約3,000円/月):o3-proは利用できません
  • Pro(約30,000円/月):o3-proをほぼ無制限で利用可能
ぼー

Plusプランではo3-proは使えないから、注意が必要だよ!

「o3‑pro」と他の推論モデルの違いを比較

出典:OpenAI

上図は、OpenAIが公開している「o3-pro」「o3」「o4-mini」のモデル比較表です。

いずれも高度な推論が可能なモデルですが、o3-proはo3をベースに、推論精度・長文処理・視覚理解・ツール活用などを強化した上位モデルです。

そのぶん応答速度はやや遅めですが、複雑な問いや高精度な出力が求められる場面に強みがあります。

一方、o4-miniは処理速度とコストのバランスを重視したモデルで、例えば「短文の推論」や「すばやく回答が欲しい場面」などに最適です。

ぼー

利用シーンに応じて、最適なモデルを選ぶのがポイントだよ!

実際に「o3-pro」を比較してみた

ということで、同様の条件下において、「o3-pro」「o3」「o4-mini」の出力結果にどのような違いあるのか、実際に検証をしてみました。

比較条件

今回は、政府の政策資料「こども未来戦略方針(全32ページ)」を使い、以下の共通プロンプトを3モデルに与え、それぞれの出力結果を比較します。

プロンプト

このPDFの内容を踏まえて、20代〜30代の若者向けに、「日本の少子化対策は今どうなっていて、どんな支援が始まるのか」をわかりやすく説明してください。また、「どう行動すれば、この政策の恩恵を最大限に受けられるか」まで提案してください。

出力結果

出力結果は以下のとおりでした。

上記を開くと、それぞれのモデルが生成した回答を確認できます。内容の深さや表現の工夫、構成の違いにぜひ注目してみてください。

それぞれの出力結果を比較した感想

実際に同じPDFを読み込ませて比べてみると、o3-proは情報の深さ、要点の整理、そして“読み物としての完成度”のすべてにおいて、o3より一段上という印象でした。

単に情報をまとめるだけでなく、「どう伝えるか」まで設計された構成になっており、そのまま提案資料として使えるレベルに仕上がっています。

一方、o4-miniは「ざっくり全体像をつかみたい」という人に向いており、テンポの良い出力が魅力です。

総じて、時間をかけて深掘りしたいときはo3-pro、サクッと概要を把握したいときはo3やo4-miniを使い分けるのがベストだと感じました。

スクロールできます
モデルレポートの完成度情報の網羅性文章ボリューム感出力速度
o3-pro◎ 最も高い◎ 広く深くカバー○ やや密度高め△ 約5分かかる
o3○ 必要十分◎ 網羅的○ 端的で整理的○ 数十秒
o4-mini△ 概要を掴むには最適△ 要点中心◎ サクッと読める◎ 数秒
ぼー

それぞれの推論モデルの比較は以上だよ!

「o3‑pro」の使い方

使い方は、いたって簡単です。

ChatGPTにログインをしたら、左上のモデル選択タブから「o3‑pro」を選択。あとはプロンプトを入力するだけです。

ぼー

ただし、さっきも説明したとおり、o3-proを使うにはProプラン(約30,000円/月)への加入が必要だよ!

「o3‑pro」の活用シーン3選

o3-proは、複雑な質問に答えるだけでなく、情報の整理や分析、レポート作成まで実務に直結する作業にも活用できます。

ここでは、ビジネスや研究の現場で役立つ具体的な使い方を3つ紹介します。

1. 数万字におよぶ長文レポートの一括要約・分析

複数の報告書や論文など、文字数が多くて読むのに時間がかかる資料を一気に読み取り、要点だけを整理してくれます。

会議資料や調査レポートの準備も、効率よく進められます。

ぼー

文字数が膨大な資料やPDFを読む時間がない人には、これ以上ない時短ツールだよ!

2. 画像やグラフを読み解いて説明・分析

売上グラフ、アンケート結果の棒グラフ、製品の仕様図などをアップロードするだけで、そこに書かれた数値や項目を読み取り、「何が起きているか」を自然な言葉で説明してくれます。

例えば、「売上が急に下がった時期」や「2つの項目の相関関係」などを、自動で抽出してくれるのが便利です。

ぼー

グラフや図をそのまま渡すだけで、内容を“言葉で説明してくれる”から、資料づくりが一気にラクになるよ!

3. 調査からレポート作成までを丸ごと任せたいとき

例えば、「新商品の競合分析をしたい」と思ったら、o3-proに「類似商品を調べて、特徴と違いを表にまとめて」と伝えるだけ。

Webでの情報収集から表の作成、さらに比較結果を文章にまとめるところまで、1つの会話の中で自動的に進めてくれます

ぼー

最初の指示だけ出せば、調べて・まとめて・報告書まで仕上げてくれるよ。

「o3‑pro」に関するよくある質問

最後に、o3-proに関するよくある質問と、それに対する回答を見ていきましょう。

無料で使えますか?

2025年6月時点では、無料プランとPlusプラン(約3,000円/月)でo3-proは使えません。

利用したい場合は、月額約30,000円($200)の「Proプラン」に加入する必要があります。

画像も生成できますか?

o3-proは画像の読み取りや分析には対応していますが、画像を新しく生成することはできません

画像を作りたい場合は、GPT-4oへの切り替えが必要です。

どんな人に向いていますか?

o3-proは、以下のような人におすすめです。

  • 長文の資料やPDFをよく扱う人
  • 正確な情報や分析結果が求められる仕事をしている人
  • 検索や分析、レポート作成を一気に効率化したい人

特に、研究者・エンジニア・データサイエンティスト・コンサルタントなど、情報処理の正確さを重視する職種に適しています。

まとめ

ChatGPTの最上位モデル「o3-pro」は、複雑な問いに答えるだけでなく、長文処理・画像分析・ツール連携までこなす“万能型AIアシスタント”として登場しました。

情報を調べ、読み解き、整理し、まとめる。この一連の作業をひとつのプロンプトで実現できる性能は、従来モデルと比べて明確な進化を感じさせます

価格こそ高額ですが、リサーチや分析業務が多い人にとっては、それを補って余りあるパフォーマンスを発揮してくれるはずです。

業務効率を一段上に引き上げたい人にとって、o3-proは「投資する価値のあるAI」と言えるでしょう。

  • URLをコピーしました!
目次