編集スキルがなくても、テキストや画像の入力だけでハイクオリティな動画を作れる「Pollo.AI」が話題になっています。ただし、下記のような悩みを持ち、利用するか悩んでいる方も多いでしょう。
「Pollo.AIで何ができる?料金は?」
「初心者でも動画生成は簡単?」
そこで本記事では、Pollo.AIの概要・料金・使い方・注意点を詳しく解説します。自身の活動で動画を活用して、表現の幅を広げたい方は必見です。
Pollo.AIとは?
Pollo.AIは、AIを活用して簡単に高品質な画像・動画を生成できるツールです。
従来の動画編集ソフトとは異なり、テキストの入力、既存の画像動画を読み込ませるだけで動画が生成できます。

さまざまなシチュエーションや設定、演出を入れ込んだ動画が簡単に生成可能です。
既存の動画を人気アニメ風やクレイアニメ風にアレンジしたり、動画全体でキャラクターの表現に統一感を持たせたりすることができるのが魅力です。
また、Pollo.AIの中には、画像・動画生成AIツールが内包されており、それらを活用したコンテンツが作れます。
Pollo.AIの特長5つ
Pollo.AIは日本語表記で、直感的なインターフェースになっています。
また、誰でも簡単にクオリティの高い動画生成ができる特長が5つあります。
- 複数のAI動画・画像生成モデルが使用可能
- テキスト・画像・動画をもとにして動画生成ができる
- さまざまな有名アニメや漫画のスタイルで生成可能
- 豊富なAI動画テンプレートとエフェクト
- 他のユーザーが作成した動画のプロンプトが見れる



特にAI初心者に嬉しい、テンプレートや作品を生成した指示文が見れるのが大きな特徴です。ひとつずつ詳しく解説しますね。
1. 複数のAI動画・画像生成モデルが使用可能
Pollo.AIの大きな特長は、複数のAIモデルを1つのプラットフォームで利用できることです。
AI動画生成ツールは、特定のモデルに依存しがちですが、Pollo.AIは用途に応じたAIモデルが選択できます。
- Kling AI
- Runway
- Hailuo AI
- Vidu AI
- Luma AI
- Pika AI
- PixVerse AI
- Wanx AI
- Seaweed
- Veo2
- Hunyuan
- Recraft
- Ideogram
- Stable Diffusion
- FLUX
- Dall-E
- Imagen



豊富なAIが選択できるので、リアルな映像やアニメ・イラスト調の映像を生成することが可能です。
多彩なスタイルの動画や画像を生成できるのは、Pollo.AIの大きなメリットといえます。
2.テキスト・画像・動画をもとにして動画生成ができる
Pollo.AIには3つの動画生成方法があります。
Text to Video → 動画をイメージするテキストを入力するだけで、生成が可能
Image to Video → 動画のモデルにしたい画像の添付だけで動画生成ができる
Video to Anime → 動画をもとにアニメ調やクレイアニメ調といったスタイルに動画を変換可能
例えば、「イチゴのショートケーキを食べている子供」とテキストを入力すれば、その通りの動画が生成されます。
さらに子供のイメージ画像を読み込ませれば、同じ映像の中で指定した子供の姿を反映させることも可能です。



複数の画像を添付すれば、キャラクターやオブジェクトを固定し、一貫した流れのある動画も生成できます。
3.さまざまな有名アニメや漫画のスタイルで生成可能
Pollo.AIは、単に動画を作るだけでなく、人気のアニメ・漫画スタイルに寄せた映像を作成可能です。



例えば、宮崎駿風や新海誠風など、有名アニメ監督のスタイルを使った動画生成ができます。
著名な方のスタイルばかりなので、動画を変換するだけでもインパクトのある映像が作れます。
4. 豊富なAI動画テンプレートとエフェクト
Pollo.AIには、初心者でもすぐに使えるテンプレートやエフェクトが用意されています。



テンプレートを使えば、登場人物の体つきや髪形を変えたり、映画のキャラクターと歩かせることも可能です。いくつか紹介します。
- 登場人物の体つきや髪形を変える
- 喜怒哀楽を変更する
- 風船のように膨らませる、爆発、溶けるといった特殊効果を加える
- ヒーローや悪役に変身させる
- ゾンビ化させる
例えば、洗濯機が動く動画にエフェクトをかけると、爆発させたり、膨らませて浮かせたりといったことも可能です。
5. 他のユーザーが作成した動画のプロンプトが見れる
初心者にとって一番のメリットは、他のユーザーの動画生成方法を見れることです。



Pollo.AIでは、ユーザーが作成してきた作品が見れるだけでなく、指示文も確認できます。
初心者でも「どのように指示を出せば、理想の動画を作れるのか」が学べるため、より高度なAI動画制作が可能になります。



人気のプロンプトを活用して、Pollo.AIを使いこなしましょう。
【無料プランあり】Pollo.AIの料金
Pollo.AIには無料プランと、2種類の有料プランがあります。



まずは以下の料金表をご覧ください。
項目 | フリー | ライト | プロ |
---|---|---|---|
月額料金 | 無料 | 2,246円 | 4,342円~ |
動画作成ポイント | 20クレジット | 300クレジット/月 | 800クレジット〜/月 |
最大動画生成数 | 最大2本 | 最大30本/月 | 最大80本〜/月 |
最大画像生成数 | 最大20枚 | 最大300枚/月 | 800枚~/月 |
同時動画生成数 | 1 | 2 | 3〜 |
生成作品へのロゴ記載 | あり | なし | なし |
生成速度 | 標準 | 高速 | 高速 |
動画内のカメラ移動設定数 | 標準 | 多い | 多い |
作品をコミュニティで非公開にする設定 | × | ○ | ○ |
プロンプト(指示文)コピー可否設定 | × | ○ | ○ |
運営サポートの対応速度 | 通常 | 優先 | 優先 |
商用利用 | × | ○ | ○ |
まず、Pollo.AIは画像・動画を生成する際にポイント(クレジット)を消費する仕組みを採用しています。



動画の長さや解像度、使用するAIモデルによって、ポイントの消費量が異なります。
無料プランは画像・動画生成数も少なく、ロゴの透かしも入るPollo.AIを体験したい方向けのプランです。
有料プランは、「ライト」と「プロ」の2種類で、画像・動画生成数・同時動画生成数などが違います。
プロに関しては、求める画像・動画生成数に合わせて、月額料金を変更することが可能です。
Pollo.AIの使い方
ではここからは、Pollo.AIの登録から動画生成、保存方法をお伝えしていきます。
まずは下記のURLからPollo.AIの公式サイトへ移動しましょう。
まずはサイト右上の「ログイン」を押下し、下記の「登録」からアカウントを作成します。





メールアドレスを入力して、「続ける」から登録を進めていきましょう。「メールアドレス入力」>「認証コード入力」>「名前とパスワードを入力」でOKです。初めは無料プランから始まります。


アカウントを作ると、自動的に自身のアカウントページに入ります。
アカウントページの左側から、任意の動画生成方法を選択しましょう。
今回はテキストからの生成を選びました。




- 生成AIモデル…動画を生成するAIの選択。AIによってクレジットが変動
- プロンプト(指示文)…動画のイメージや動きをテキストで入力
- アスペクト比…動画の縦と横の比率。16:9→横動画、9:16→縦、1:1→正方形
- 公開可視性…生成物が全ユーザーに公開されるかの可否
- コピー防止…生成物のプロンプトのコピー可否
- 必要なクレジット…動画生成に使うクレジットの数



「画像から動画」「動画から動画」も基本項目は同じで、テンプレートやエフェクトの選択が項目として追加されます。
「生成する」を押下すると、しばらく待つと右側に動画が生成されます。



生成された動画にマウスカーソルをあわせると、下記の「保存マーク」が出現するので、クリックして動画を保存しましょう。


Pollo.AIを使って動画生成してみた
Pollo.AIには、3つの動画生成方法があります。
実際に各生成方法で動画を作り、使用感や難しいポイントなどをお伝えしていきます。



動画生成に共通して言えることは、慣れるまでは他のユーザーのプロンプトを参考にするのがおすすめです。
Text to Videoで動画生成
Text to Videoは、テキストで動画のイメージを伝えて動画を生成する方法です。



使ってみるとわかりますが、プロンプトをいかに具体的に出来るかが重要でした。AIを活用すれば、プロンプトを詳しく入力してくれますし、Text to Videoは一番簡単な生成方法ですね。
今回は、下記のようなプロンプトにしました。
ポメラニアンがカメラレンズに近づいて、可愛らしい顔をアップで見せます。まるでカメラを見ているみたい。



画面いっぱいに顔を近づけてほしかったのですが、難しいですね。テキストだと自身の考えているイメージに近づけるのが難しい印象です。
Image to Videoで動画生成
Image to Videoは、既存の画像を読み込ませて、画像をもとにした動画生成ができます。



画像を読み込ませることが出来るので、動かしたいもののイメージを画像で伝えることが可能です。イメージをどのように動かすのかをプロンプトで伝えるのが、基本的な使い方になります。
ふわふわのポメラニアンが、穏やかな道で飼い主と散歩しています。小さな犬は飼い主を見上げて、幸せそうに微笑み、目をキラキラ輝かせています。カジュアルな服装の飼い主は、リードを優しく持ちながら散歩を楽しんでいます。道には木々が並び、柔らかな陽の光が葉の間から差し込み、温かく静かな雰囲気を作り出しています。ポメラニアンのふわふわの毛が歩くたびに少し揺れ、小さな足が舗道の上で軽やかにステップを踏んでいます。背景は少しぼやけており、犬と飼い主の微笑ましいやりとりが引き立っています。



白いポメラニアンの画像を読ませ、プロンプトを具体的にすることで、散歩中のポメラニアンの動画をイメージ通り、生成できました。
Video-to-Animeで動画生成
Video-to-Animeは、読み込ませた動画をもとにアニメ動画に変換するモードです。



動画をさまざまなスタイルのアニメに変換できるのが楽しいですね。しかし、元の動画と別の動きで生成するのは難しいようです。今回は上記のポメラニアンをかわいいアニメ調にしました。



可愛いポメラニアンですが、顔のパーツといった細かい部分の表現が苦手なようです。ただし、プロンプトの内容次第でカバーできるところも多いですね。
Pollo.AIを利用する前に知っておきたいポイント
Pollo.AIは便利なAI動画生成ツールですが、利用する前に注意すべき点があります。



安全性やクレジット関連などを伝えていきますので、是非参考にしてください。
1. Pollo.AIの安全性は?
Pollo.AIは日本語対応していますが、海外製のツールであるため、ログインやデータの安全性に不安を感じる方もいるかもしれません。



しかし、Pollo.AIの運営企業「ココソフトテクノロジー株式会社」は企業名や所在地を公開しており、透明性のある運営を行なっています。
また、ユーザーデータの保護を重視しており、プライバシーポリシーや利用規約を明確に記載しています。
もちろん、アップロードしたコンテンツは暗号化され、不正アクセス対策も万全です。



注意すべきなのは、コンテンツの公開範囲です。設定を間違うとコミュニティに公開されてしまうので、設定で公開設定をオフにしておきましょう。
2. 生成した動画は商用利用可能?
Pollo.AIで作成した画像や動画は、有料プランに加入していれば商用利用ができます。
無料プランで作成したコンテンツは商用利用できず、ウォーターマーク(透かし)が入るため注意が必要です。
- 作成したコンテンツの所有権はユーザーとPollo.AIの両者にあるので、運営がコンテンツデータを利用する可能性がある
- 作成したコンテンツが、他の著作権・商標権を侵害しないように注意
- 違法・有害・虚偽のコンテンツの作成や利用は禁止
商用利用する場合は、必ず利用規約や免責事項などを確認してから行ないましょう。
また、有名アニメや映画のテンプレートを使う場合も注意が必要です。
3. クレジットの消費が早いって本当?
クレジットの消費は、使用するAIモデルや生成した動画の時間によって変わります。



何も考えずに動画を生成していると、確かにクレジットはすぐ無くなってしまいます。
クレジット消費を抑えるために、以下のことに気を付けましょう。
- 生成するAIのモデルを生成動画に合わせて変更する 例:動きの少ない動画はクレジットの少ないものに
- 不必要な長尺動画の生成を避ける
- 画像生成は他のAIサービスを使う(ChatGPTやGrokなど)



あわせて、動画の生成を2回押してしまうといった、ケアレスミスを減らすことも重要です。特に使い始めは注意しましょう。
4. 無料プランには制限がある?
Pollo.AIの無料プランは、「まずは試してみたい」という人には最適ですが、いくつか制限があります。
項目 | フリー | ライト | プロ |
---|---|---|---|
月額料金 | 無料 | 2,246円 | 4,342円~ |
動画作成ポイント | 20クレジット | 300クレジット/月 | 800クレジット〜/月 |
最大動画生成数 | 最大2本 | 最大30本/月 | 最大80本〜/月 |
最大画像生成数 | 最大20枚 | 最大300枚/月 | 800枚~/月 |
同時動画生成数 | 1 | 2 | 3〜 |
生成作品へのロゴ記載 | あり | なし | なし |
生成速度 | 標準 | 高速 | 高速 |
動画内のカメラ移動設定数 | 標準 | 多い | 多い |
作品をコミュニティで非公開にする設定 | × | ○ | ○ |
プロンプト(指示文)コピー可否設定 | × | ○ | ○ |
運営サポートの対応速度 | 通常 | 優先 | 優先 |
商用利用 | × | ○ | ○ |
有料プランに比べて、生成できる動画本数は2本と少なく、生成速度も遅いです。
また、生成した動画にはウォーターマーク(透かし)が入り、商用利用もできません。



まずは、無料プランで各生成方法や選択したAI、動画時間などを変更して必要クレジットの感覚を掴みましょう。その後、有料プランに変えて本格的なコンテンツ作成をおすすめします。
まとめ
Pollo.AIは、AIを活用して簡単に高品質な画像・動画を生成できるツールです。



従来の動画編集ソフトとは異なり、テキストの入力、既存の画像や動画を読み込ませるだけで動画が生成できます。
料金プランは3種類用意されており、無料プランで機能を試した後、有料プランに移行するのがおすすめです。
Pollo.AIの特長は以下の5つです。
- 複数のAI動画・画像生成モデルが使用可能
- テキスト・画像・動画をもとにして動画生成ができる
- さまざまな有名アニメや漫画のスタイルで生成可能
- 豊富なAI動画テンプレートとエフェクト
- 他のユーザーが作成した動画のプロンプトが見れる
特にテンプレートやエフェクトは使いやすく、初心者でも生成したい動画に近いものが作れます。
無料プランもあるので、気になった方は是非、使ってみてください。