米Googleは12月中旬新たに、画像生成AIツールである「Whisk」について最新情報を公表しました。
「Whisk」は、画像をアップロードするだけで、AIが新たな画像を創り出す革新的な画像生成AIです。
従来の画像生成AIでは、テキストプロンプトを入力する必要がありましたが、Whiskはテキストプロンプトを入力せずに画像を生成できるため大きな話題となっています。
本記事では、Whiskの概要や使い方、実際にWhiskで生成された画像などについて紹介していきます。
画像生成AI「Whisk」とは?
Whiskは、Googleが開発した新しい画像生成AIツールで、従来のテキストベースの入力方法とは異なり、画像を使って新たな画像を生み出します。
Whiskは「Subject(被写体)」「Scene(シーン)」「Style(スタイル)」の3つの画像をAIにアップロードするだけで、AIがそれらを組み合わせて新しい画像を生成します。
Whiskの特長は、言葉では伝えづらい微妙な雰囲気やニュアンスを画像で簡単に表現できる点です。
異なる種類の写真やイラストを組み合わせることで、予想外のユニークなビジュアルを作り出すことができるのです。
現在、Whiskはアメリカのユーザーを対象にGoogle Labsのサイトで試用が可能となっており、今後の展開が期待されています。
画像生成AI「Whisk」の使い方
ここからは、Googleの公式ホームページを参考に、Whiskの使い方について確認していきましょう。
Whiskの使い方は非常に簡単で、「Subject(被写体)」「Scene(シーン)」「Style(スタイル)」それぞれの画像を添付すれば、画像生成ができます。
上記3つの画像から生成された画像は下記のとおりです。
微調整をしたい場合は、プロンプトを入力して調整が可能です。問題がなければ、右上のダウンロードボタンから保存ができます。
このように、Whiskを使って画像を生成することで、従来とは異なる新しいアイデアを直感的に形にすることができます。
次章では、実際にWhiskで生成された画像を確認していきましょう。
画像生成AI「Whisk」で生成された画像
続いて、Googleの公式ホームページより掲載されている、画像生成AI「Whisk」で生成された画像を見ていきましょう。
1.幻想的な魚
「Subject(被写体)」には深海魚のような魚、「Scene(シーン)」には幻想的なお城、「Style(スタイル)」にはアニメ調の風景画像が添付されています。
これらの3つの画像を組み合わせることで、幻想的な魚が誕生します。
2.ピンク色のせいうち
「Subject(被写体)」にはリアルなせいうちの画像、「Scene(シーン)」にはピンク色のファンタジー調の風景、「Style(スタイル)」には幻想的な空が添付されています。
これら3つの要素を掛け合わせることで、リアルにはいない可愛らしいせいうちが生成されます。
3.ドーナツのピンバッジ
ピンクのリアルなドーナツの写真と男性のピンバッジを組み合わせることで、ドーナツをモチーフにしたピンバッジが作られました。
このように、異なる画像を融合させることで、ユニークな画像を簡単に作り出すことができます。
画像生成AI「Whisk」に関するよくある疑問
では最後に、画像生成AI「Whisk」に関するよくある疑問とその回答について見ていきましょう。
画像生成AI「Whisk」の料金は?無料で使える?
Whiskの料金については、執筆時点では具体的な情報は公開されていません。
とはいえ、現在アメリカに住んでいる方は、無料でWhiskを試すことができるため、今後日本でも無料で試せる可能性はあります。
画像生成AI「Whisk」は日本で使える?
現在Whiskは、アメリカのユーザーのみ、Google Labsのサイトで試用が可能であり、日本では使えません。
「Whiskを使いたい」という方は、ウェイティングリストに登録しておくことをおすすめします。
画像生成AI「Whisk」の読み方は?
Whiskは「ウィスク」と発音されます。
画像生成AI「Whisk」の名前の由来は?
Whiskという名前は「泡立器」を意味し、3つの要素を混ぜ合わせて新しい創造物を生み出すというイメージを表現しています。
画像生成AI「Whisk」の画像生成モデルは?
Googleの最新の画像生成モデル「Imagen 3」を使用しています。
まとめ
Googleが発表した画像生成AIツール「Whisk」は、従来のテキストプロンプトに頼る方法と異なり、画像をアップロードすることで新たなビジュアルを生み出す革新的なツールです。
ユーザーは「Subject」「Scene」「Style」の3つの画像をアップロードすることで、AIがそれらを組み合わせてユニークな画像を生成します。
このツールは直感的に新しいアイデアを形にすることができ、今後の展開にも大きな期待が寄せられています。
現在、アメリカのユーザーに試用されており、今後の日本での利用可能性も注目されているため、最新情報を随時チェックしておきましょう。